杏林大学病院からほど近くの仙川沿いにある勝淵(かつぶち)神社。
ここは織田信長の重臣であり猛将として有名な柴田勝家の兜が祀られていると伝えられている神社です。
越前(福井県)の北ノ庄城で豊臣秀吉に攻められ際、勝家は孫の勝重(当時3歳)に兜を与え密かに逃がしたとされています。
この柴田勝重が「大坂の陣」で武功をたて、徳川家康より旗本として新川・中原の付近を加増され、現在の新川団地のあたりに居を構えました。
のちに勝重は現在も通りの名として残る島屋敷のそばに勝淵神社を建て、勝家に託された黄金の兜を埋めたとされています。
本堂の横にある兜塚に今も兜が眠っているのでしょうか。
毎年1月にはどんと焼きも行われ、近所の方々に焼き餅もふるまわれています。
すぐそばに緑豊かな丸池公園もあり、お散歩にはうってつけです。
お近くにお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。